痛みやしびれの症状が強くて困るとよく病院で受けたと聞く神経ブロックについてです。
神経ブロック=末梢神経系の痛覚伝導を遮断
局所麻酔薬などにより、主に末梢神経系の痛覚伝導を遮断することで、鎮痛効果を得るもので、伝達麻酔ともよばれる。
整形外科では急性・慢性疼痛の緩和などを目的として、主に以下の3つが行われる。
星状神経節ブロック
頚部の交換神経節の1つである星状神経節周辺に局所麻酔薬を注入して、血流を改善し疼痛を緩和する。
ブロック後、一過性にホルネル症候群(眼瞼下垂、縮瞳、眼裂狭小など)が出現する。
硬膜外ブロック
硬膜外腔に局所麻酔薬を注入し、神経根や神経節およびその周辺の神経を広くブロックする。
カテーテルを留置することで持続的に行うこともできる。
仙骨硬膜外ブロックは仙骨裂孔から硬膜外腔へアプローチする方法であり、比較的手技が簡単で合併症が少ない。
神経根ブロック
単一の神経根やその周囲に局所麻酔薬を注入し、疼痛(根性痛)の除去や病巣の局所診断を行う。
X線透視下で神経根を造影し、部位を確認しながら行う必要がある。
近年は従来のランドマーク法(体表上から触知できる構造を指標とし、麻酔を行う方法)に比べ、確実で安全性が高い超音波ガイド下神経ブロックも行われている。
上記の他に、腕神経叢ブロックや肩甲上神経ブロック、坐骨神経ブロックなどが行われる。
「ブロック注射が効かなかった」
このフレーズを言われる方が来られます。
それはなぜか?
詳しくは泰然で。
姫路市東辻井2-8-34(ヤマダストアー前、はやし内科と焼き鳥大吉の間)