職業柄、座位で右側に体を傾けることが多い。
30歳代男性。
外転時にインピンジ(外側から腕を上げて行くと、肩の関節部分で骨が衝突を起こします)
狭い空間をバランスよく動かすのが肩関節の特徴です。
その狭いところで筋肉が挟まれて衝突します。
痛みを伴うのと上げていく可動域に制限が起きます。
痛みは上げなければ起きません。
制限は放っておいても回復しません。
スマホなどのパケットの通信速度制限がかかり、月が変わると回復しているような都合の良いことは起きません。
肩の絶妙なバランスが崩れていることで起きている、この状態を整えるのには肩周囲、肩甲骨、頚椎、胸椎、鎖骨、肋骨なども診る必要があります。
もっと広く診ると腰椎、股関節・・・
痛みが出て、インピンジが起きてる部分だけの治療で良くなるほど単純な構造ではありません。
それだけ肩という関節は構造的に高度なのです。
ぐるぐる回る関節の動きには精密さ緻密さがあります。
この絶妙なバランスを整える治療をするのには時間がかかります。
もっとシンプルな構造とは治る過程も違います。
痛みの出た経緯と治っていく経緯を理解してもらうことで、治療計画を立てます。
根気よく、向き合うきっかけを活かしてキチンと治していきましょう!