腱鞘炎の相談が増えています。
腱鞘炎とは、腱の通り道に鞘があり、この鞘と腱が擦れて炎症が起きたことを言います。
炎症部位での圧痛、腫脹、自発痛、運動制限が見られる。
手の繰り返し動作で起こることが多く、その他では関節リウマチなどでも起こる。
保存療法が第一選択ですが、骨折のように諦めて安静保持ができると良いのですが・・・「腱鞘炎くらいで休めない」という方が多く難治性です。
症状が強い場合はステロイドの腱鞘内への局所注射ですが、副作用として、一時的に注射部位での皮膚の白斑や脂肪萎縮が生じることがある。
ステロイド注射は多用すると腱の脆弱化が進行し、皮下断裂を生じることがあるため、頻回・大量の注射は避ける必要があります。
泰然では鍼灸とテクニカ・ガビランの組み合わせでアプローチします。
痛みの局所にはお灸が効果的です。
何度も痛みの箇所にお灸をすることで、あら不思議、痛みが下がります。
どうしても安静保持は困難なため、自宅でセルフ施灸をススメています。
休むけど、休めないため、使った分、お灸する。
そうすることで来院できない日をカバーします。
痛みが早く下がるのと、意識が変わります。
使わない、怪我している、安静に、という自覚が。
局所ではお灸ですが、全体や歯車の噛み合わせを見ると、他にも治療部位が出ます。
その治療部位を手技で補います。
ガビランもその一つです。
痛みが下がるための方法はいくつもあります。
どれを選択するか、ですのでご相談ください。
姫路市東辻井2-8-34(ヤマダストアー前、はやし内科と焼き鳥大吉の間)