骨粗鬆症は閉経後の女性、高齢者に好発です。
腰背部痛、身長低下、脊柱後弯変形がみられる。
易骨折性(特に大腿骨近位部骨折)がみられる。
正常と比べて骨密度の低下と骨質(骨の微細構造)の劣化がみられ、骨強度が低下している。
海綿骨では骨代謝回転が速いため、皮質骨よりも顕著に骨量の減少がみられる。
腰椎および大腿骨頚部の骨密度測定成績による、骨粗鬆症の年代別有病率は年齢とともに増加するが、特に女性ではその傾向が著しい。
これは骨量減少の主な要因が加齢と閉経であることに由来していると考えられる。
骨粗鬆症では、骨強度の低下により起こる脆弱性骨折と、それに続くQOL・ADLの低下が主に問題となる。
脆弱性骨折は椎体や大腿骨近位部などに好発する。
椎体圧迫骨折は骨粗鬆症で最も多い骨折であり、胸腰椎(特にT12、L1)に好発する。
脊柱後弯変形や身長低下により気づかれることも多い。
脊柱の後弯や椎体圧潰が進行すると、胸郭の圧迫による心配機能の低下や消化器疾患、脊髄や神経根の圧迫による遅発性の神経障害を引き起こす。
大腿骨近位部骨折の多くは転倒により生じる。
疼痛・骨折部治療のため臥床が続くと、廃用症候群を引き起こす。
そのため、早期より離床しリハビリテーションを行うことが重要である。
骨粗鬆症や転倒予防でお悩みの方も来られてます。
ボキボキしたり、強い刺激を与えない治療を行いますのでご相談ください。