めまい
めまいがする。
そんな相談を受けました。
病院で検査をしてもらったが直ぐには分からず、何が要因か絞りきれていない。
何を疑うのか。
泰然としてできることはあるのか?
めまいは一体どこの病気なのでしょう?
めまいの起こる仕組みはかなり複雑で、耳、眼、首、脳などいろいろな部位の異常が関係している場合があります。
めまいを理解するには、まず人が頭の位置や、身体の向きをどうやって認識しているかを知る必要があります。
なぜなら、頭や身体の位置を認知する機構の一部が障害された結果、起こる症状がめまいだからです。
人の身体には頭や身体の位置を確かめる極めて精巧な仕組みが備わっています。
このおかげで、自分の頭や身体がどういう方向を向いているかを知ることができるのです。
この仕組みの最前線で働いているのが眼、耳、手足などの末梢感覚器です。
これらの感覚器はそれぞれが得た情報を脳に伝えます。
脳に送られてきた多くの情報はすべて最高機関である平衡中枢に送られ、ここで「自分の頭や身体はいま、どの方向を向いているか」を最終的に判断します。
普通、眼や耳、首、手足から送られてくる情報は完全に一致しています。
例えば、水平な地面に立っている人が首を45度ぐらい右に傾けて、前方の絵画を鑑賞しているとしましょう。
眼は「いま頭が45度ぐらい右に傾いている」という視覚情報を平衡中枢に伝えます。
左右の耳からも同様な情報が送られます。
首の筋肉も「首は45度ぐらい右に傾いている」という情報を平衡中枢に伝えます。
すべての情報が一致していますから、平衡中枢は戸惑うことなく「自分はいま首を45度ぐらい右に傾けている」と認識することができるのです。
しかし、末梢感覚器からの情報が一致しない場合は、どうなるでしょうか?
例えば、歩行中に急に回れ右をしたとき、右の耳はこれを察知して「いま右に回転した」という情報を脳に送り、一方、左の耳は異常があって、回転したことをキャッチできず、「いや、回転していない」という情報を送ったとします。
平衡中枢は末梢感覚器から異なった情報が送られてくるので、それをどう処理してよいかわからず、結果としてグルグル回転しているかのように判断してしまうのです。
それがめまいです。
これらのことから、どこに問題があるのかを絞っていく必要があります。
精査が終わってから来院される予定です。
首の様子、耳の様子、眼の様子、脈から得られる情報などからアプローチ部位を決めていきましょうかね。
腰以外の相談も来られていますので、ご安心ください。
お気軽にご相談ください。
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痛みとしびれの専門院 メディカル整体 泰然
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院長 藤原一馬