気・血・水2022.2.22
たまには東洋医学の話もしますね。
人間の身体について東洋医学では人体は何によって生命を維持しているのか、という概念があります。
以下に記します。
気(き)血(けつ)水(すい)津液(しんえき)
人体の主要な構成要素に「気」「血」「水(津液)」という3つの物質があり、これらが体内を循環することで生命活動を維持していると考えます。
これを「気血水論」と言います。
内臓や各器官は気・血・水からエネルギーや栄養などを供給されているので、気・血・水が順調に循環している状態を健康な状態であると考えます。
気は経絡をめぐって身体の中を絶えず循環し、人間の生命活動を支えるエネルギーのような働きをします。
血は血液のことだけでなく、栄養分全体を表し、気とともに体中をめぐって栄養を送る働きがあります。
水(津液)は血液以外のリンパ液や涙、汗、粘液、尿などの水分のことで、身体の中を潤す働きがあります。
気・血・水は呼吸や飲食によって取り入れています。
気・血は呼吸運動によって取り込まれた大気と消化吸収した飲食物から得た水穀の精微(飲食物は胃で消化され、小腸で栄養分が吸収される。吸収された栄養分は脾の働きによって水穀の精微となる)が合わさって生成されます。
また水穀の精微から同時に水が生成され、残りカスが便や尿として排出されます。
気・血・水は常に身体を循環しているので、そのバランスが崩れて循環が滞ったり不足したりすると、内臓などがうまく機能せず病気になります。
気・血・水はお互いにバランスを取り合っているので、どれかが単独で変調が起きるというよりも複合して起こることが多くあります。
いずれにしても治療は症状に合わせて行う必要があります。
人体の捉え方を考える場合だけでなく、病気の成り立ちを考える場合にも重要になります。
東洋医学で行うアプローチ方法はひとつとは限りません。
いくつもある選択肢から選ぶときの考え方のひとつです。
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