変形性股関節症で悩む女性がいます。
どちらかというと男女比は女性の方が多くなります。
先天性股関節脱臼という診断を受けた方は年齢を重ねた時に変形で悩むことが多いです。
変形の特徴は、変形途中に痛みが強く、変形が落ち着くと痛みも落ち着きます。
形は変わったままで落ち着くんです。
痛みはないけど、動きに制限があったり不具合を感じます。
股関節はクッションの働きとパワーの駆動部分でもあります。
動きに制限がかかると、そのしわ寄せが出やすくなります。
しわ寄せは痛みとして現れることもあります。
痛みがあると、またどこかにしわ寄せが出て・・・
というように、悪いサイクルになります。
そこからの脱却はなかなか困難でしょう。
まずはどういった問題があるのか、その対策を練ります。
痛くなく上手く付き合う、というのが理想です。
脚を上げようとして痛みが出る、上げにくくなるので体を傾けて上げたような格好をする。
すると、腰を反らすようになりその負担がかかるので腰が痛い。
腰が痛いから腰が悪い、というよりは、股関節の不具合から使い勝手が変わり腰に負担がかかった。
となると股関節の治療をしないと腰は良くならない。
痛みがその場しのぎで下がっても、また痛くなる。
その悪いサイクルがわかれば対策もシンプルです。
あとはやるだけです。
痛みが強い時は安静にする。
炎症が強いため。
関節の痛みなのか、筋肉由来の痛みなのか。
それにより治療も違う。
施術は手技、鍼、灸、体操です。
段階を見てトレーニングを増やしていきます。
セルフでできることを増やしていき、自宅でのケアと泰然でのケアを組み合わせて結果を出したいきます。
院長 藤原一馬