座っていて立ち上がる時に腰に痛みが走る。
しばらくしたら落ち着く。
寝ていて起き上がる時に痛くて動けない。
しばらくしたら動ける。
じーっとしていると、循環が悪くなり滞る。
その滞った状態から急に動かされるので、痛む。
機械でいうところの潤滑油が回ってない状態ですね。
潤滑油がキレイに巡っている時は痛くない。
潤滑油が巡ってないところを無理やり動かすことになるので痛む。
この潤滑油は目に見えないので、今巡っているのか巡っていないのかは不明瞭です。
皮膚の下の組織が硬く、その下にある筋肉の働く時に邪魔をする。
痛みが出ないように、皮膚の下の組織を滑らかにするのも治療です。
強い圧を掛けてマッサージするだけでなく、絶妙な圧を掛けてマッサージをするのも有効です。
強いと良い、弱いとダメでもなく、適切な強さが重要です。
セルフでマッサージをされている方はお気をつけください。
泰然ではテクニカ・ガビランという道具を用いて潤滑油の働きを高めるようにしています。
医療用メスと同じ高級ステンレスの素材でジェルを使って擦るように滑らせます。
体のどの部分にも合うように、この器具のカーブがそれぞれ違う作りになっています。
エッジがあるので、角度の調整により刺激も変えられます。
皮膚の下にあるカサブタの治癒を促進するのが目的です。
これらの器具は当てられた幹部に痛みは感じないのも特徴で、動かしながら施術できるのでただ寝て受ける施術とは一味違います。
このガビランで見つかる瘢痕組織に鍼灸治療を組み合わせたりして、相乗効果も期待します。
組織の修復を促進する、それが痛みの軽減につながるためです。
短期的にはその場の痛みをなくすことですが、そもそもの痛みの根本治療をしませんか?