野球肘
繰り返しの投球動作により生じる肘関節のスポーツ障害であり、内側型、外側型、後方型に分けられる。
投球動作の時相としてワインドアップ期、コッキング初期、コッキング後期、加速期、減速期、フォロースルー期に分けられる。
コッキング後期~加速期
踏み込んだ足が接地してから(コッキング後期)、ボールが手から離れるまでの間(加速期)は、肘関節は外反し、内側(尺側)では牽引力が、外側(橈側)では圧迫力が加わる。
フォロースルー期
加速期の後、ボールが手を離れてから投球動作が終わるまでの間(フォロースルー期)は肘関節は過伸展する。
惹起される疾患・症候
内側型
内側上顆の骨端症・裂離骨折、内側側副靱帯損傷
外側型
肘(上腕骨小頭)離断性骨軟骨炎
後方型
肘頭の骨端線離開、肘頭疲労骨折、骨棘形成、上腕三頭筋炎
症状・所見
投球時・投球後の肘の疼痛、局所の圧痛
可動域制限、ロッキング
X線やMRI、超音波検査で各々の病態についての所見を確認する
治療
早期介入が重要。
急性期の安静(投球禁止)
安定化後には投球制限、フォーム改善、筋力強化で再発を予防する。
病態・症候に応じた治療を行う。
進行例では手術療法が必要となる。
「肘が痛い」というだけでも分類はされます。
細かくチェックすること、プレー再開、再発予防までの過程もそれだけ数を踏まないといけないことも分かった上で一緒に歩んでいきましょう。
ニューヨークヤンキース所属の田中将大投手も言ってました。
Q,あの時の自分に言いたいことは?
A,痛い時は休め!
日本は痛みを我慢することに美徳があるような文化がありますよね?
正しく怖れることが重要です。
痛みを我慢することでその後のイメージがついているのか?
イメージできていないまま美徳のために我慢して、その先の人生はどうなりますか?
まだまだ先があるのに・・・。
色々な問題、考え方があると思います。
全部を否定しているわけでもありません。
ただ治療する側の目線としては痛みが出れば少しでも早く来てください。
練習を休むこと、安静にすることだけが治療ではありません。
患部を安静にしても、体全部を休めろとは言ってません。
やれることは他にもあります。
やれることは沢山あって、足りないかもしてません。
足りないものを補う良い機会と思って来て下さい。
ケガする前より強くなって復帰する!
そういう強い気持ちで来て下さい。
練習を休むことが後ろ向きなら、治療が前向きにしましょう。
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痛みとしびれの専門院 メディカル整体 泰然
姫路市東辻井2-8-34(ヤマダストアー前、はやし内科と焼き鳥大吉の間)
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院長 藤原一馬