踵の痛み
朝イチ、歩こうと一歩踏み出した時に痛みが激しく出た。
踵の痛みで踵骨棘(しょうこつきょく)が多いです。
「かかとの骨のとげ」という意味です。
レントゲン検査で踵の骨の前方下側に三角形の出っ張りが見られます。
ここには足底腱膜が付着しており、この腱膜に炎症が起きています。
足底腱膜炎は痛かったり痛みが消えたりを繰り返します。
歩行で踏み込んだ際に腱膜が引っ張られて起こります。
微少断裂し、癒着し、また引っ張られて断裂を繰り返すので痛かったり痛くなかったりします。
痛くないからといった治っているわけではありません。
「放っておいたら治るかなと思ってたけど、治らないから来ました」
という相談に来られました。
圧痛部位を確認します。
踵の内側や外側にも痛みが放散するような時もあり困っています。
圧痛点に直接灸を行います。
せんねん灸のようなタイプは間接灸といいます。
台座があり、粘着シールで肌に貼りつけて艾(もぐさ)を燃やして熱を加えます。
直接灸は字の如く肌に直接艾を据えます。
燃えた艾は肌から刺激が入ります。
間接灸より刺激が強くなります。
この足裏には直接灸くらいでないと反応しません。
弱い刺激ではなく強めの刺激が入ると反応します。
圧痛の強い部位にお灸を据えてから圧痛の度合いがどれくらい変化するか確認すると下がるのが分かります。
圧痛度合いが下がるまで同じ部位に続けて施灸します。
2回より3回、4回と回数行うことが多いです。
直接肌に熱が入るのでヤケドのリスクも説明しておきます。
足裏なのでそこまでヤケドになりませんし、気にならない方がほとんどです。
とはいえ説明があるかないかで違います。
「痛みを下げたいけど熱いのは嫌だ、早く治したい」
と言う方が多いですが、今回は早く治すために熱いのも我慢して乗り越えてもらいました。
着地が楽になり喜ばれました。
長持ちさせるために、関連性のある部位の治療も行います。
下腿部の硬さを解決させるように施術します。
体全体で問題点がいくつも見つかったのでそれらも同時に施術します。
解決していくと体が何段階も軽くなっていきます。
軽くなった体を維持させるためにも体の動かし方を改善させるよう工夫します。
それらを同時に行うことで結果が出ます。
お灸だけでもなく鍼だけでもなく、手技だけでもなく、動きの改善をプラスすることです。
腰痛以外でも困りごとはお気軽にご相談ください。
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痛みとしびれの専門院 メディカル整体 泰然
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院長 藤原一馬