肩の上がり2022.5.2
肩の上がりが悪く、日常生活で困っている。
服の着替えも困難でコツがいる。
動きの改善をするために今回は肩の筋肉の棘下筋(きょくかきん)に着目した。
棘下筋は、棘上筋(きょくじょうきん)、小円筋(しょうえんきん)、肩甲下筋(けんこうかきん)と合わせて回旋筋腱板(別名ローテーターカフ)と総称される深層部の筋肉で肩の安定性を高める役割があります。
棘下筋は、主に2〜3つの筋腹から構成させ、回旋筋腱板の中では「2番目」に大きな筋で、唯一表層にある筋肉です。
そのため肩甲骨にある出っ張った骨(肩甲棘)の下部の位置で触診することができます。
【棘下筋の起始】
肩甲骨の棘下窩に付着
【棘下筋の停止】
上腕骨の大結節に付着
【棘下筋の神経支配】
肩甲上神経(C5~C6)
棘下筋は、肩の運動時において小円筋と共に肩関節の外旋(外側に捻る)と水平伸展(水平に腕を広げる)をする働きがあります。
また、肩の後方の安定性にとって重要な働きをしてくれます。
棘下筋は、野球などの投球動作時に肩が抜けないように守る働きがありますが、投球の繰り返しによって筋肉には相当な負担がかかってしまいます。
また、棘下筋が弱くなったり、凝り固まっていると肩の安定性が保てなくなるため腕の骨(上腕骨)が上方や前方にずれるようになります。
肩関節にズレが生じたまま日常生活を送っていると五十肩やインピンジメント症候群、肩関節周囲炎などの肩痛の原因となることもあります。
肩関節の構造は細かいので、修復や改善させようとするには放っておいても困難です。
日常生活で生かすための運動や体操も同時に行います。
治療の1つとして棘下筋へ手技や鍼灸を組み合わせてアプローチも行います。
根気よくゴール設定したところに向かいましょう。
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