だいぶ前に捻挫をした。
そのまま放っておいたら治るかなと思い放っておいた。
すると足が変形して、歩きにくくなった。
それをかばうよう使うため腰に痛みが出た。
腰だけでなく膝にまで痛みが出たので来院。
腰痛、しびれ、関節痛専門院としての役割が果たせそうな症例です。
捻挫による痛みは日にちが経てば下ります。
痛みが下がるから治った、とは言えない。
「治る」という定義は難しい。
痛みが下がることだけを言うのか、組織の修復が完全に出来た時をいうのか、動きを取り戻した時をいうのか・・・
治る
病気やけががよくなって、元の健康な状態に戻る。
(大辞林)
だそうです。
個人の治るという基準がどこなのか、ということも問診時に聞くようにしています。
どこを目標に設定するかでそれに向かう姿勢も違うからです。
痛みが下がれば良いのか、もう痛くならない体にしたいのか。
痛みが下がるために必要なこと、求めている痛くならない体を作るために必要なこと、それを明確にしてそれに向かうだけです。
この度の捻挫時点での治る=痛みが下がるから良いだろう、体に制限が出るとも想像していない。
ここに問題がありました。
でも今更どうのこうの言っても始まらないので、今の問題点と向き合います。
地面と接する足に変形が出ている。
変形したものは元の形には戻らない。
では、どの辺を良しとするのか。
関節の動きを少しでも出す、関節特有の遊びを出す。
ガチガチなのを少し動きが出るだけでクッション作用や、連動作用が得られます。
その分動きやすくなり、他の部位の負担が変わります。
潤滑油が簡単に注入できたらいいのですが・・・。
そうもいかないので手技、はり、きゅうなどで工夫します。
体の仕組みを理解し、自分の中で動かすイメージがつくと動かしやすくもなり日常生活にも活きます。
そんなお手伝いをするのが泰然です。
ぜひご相談ください。