「関節軟骨がすり減った」
「水が溜まる」
というのを耳にしたことがあるでしょう。
膝の関節に限らずですが、関節軟骨の説明を少しします。
まず、役割としては骨の保護、衝撃の吸収、運動時の潤滑(接触面の摩擦の減少)があります。
クッションとなり運動を補助する役割です。
水が溜まるの水は正確には関節液のことですね。
その関節液は栄養や代謝に関わる役割があります。
緩衝:関節軟骨の弾性を高め、衝撃吸収力を上げる。
潤滑:潤滑液として働く。
物質交換:水分移動により関節軟骨の栄養・物質交換を補助する。
関節軟骨には血管やリンパ管が存在しないため、その栄養や代謝には関節運動と荷重負荷が重要です。
骨折など長期の固定が必要な場合でも、早期のリハビリテーションを行う必要があるのは、このようなことも理由の一つに挙げられます。
関節の運動や荷重負荷の際には、関節軟骨の細胞外基質と関節液との間で水分の移動が起きます。
圧縮:関節に荷重負荷がかかると、水分が軟骨外に押し出される。
復元:荷重が取り除かれると、関節液を含んだ水分が軟骨内に引き込まれる。
水をたっぷり含んだスポンジをイメージすると分かりやすいですね。
自分の体の中にある水の移動なので、注射器で抜く以外の選択肢としては鍼灸の効果で自分の体に引かせることです。
使い方の工夫は荷重負荷のコントロールのコツに繋がります。
ちょっとしたコツを知ることで痛みと付き合ってた世界が変わります。
泰然にご相談ください。
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