由来は?
筋や骨などの解剖学的な名称は形状などが似ているものに由来して名付けられているものが少なくありません。
例えば、背部の大きな筋肉である「僧帽筋」
大変ユニークな名称ですが、仏教のお坊さんの頭巾には全然似ていませんね。
実はこれ、ドイツ語の「Kapuzenmuskl」や「Kappenmuskel」などの単語を訳したものであり、「Kapuzen」や「Kappen」はカトリック教会の修道会の一つであるカプチン会の僧が身に付けた修道服の頭巾(cappuccioカプッチョ)に由来するといわれています。
僧が頭巾を脱いだ様子と、菱形をした僧帽筋の形状は比べてみると確かに似ていますね。
さらにこの頭巾(カプッチョ)は飲み物のカプチーノの語源になったともいわれています。
こちらはカプチーノの色が頭巾の色と似ていたから、だとかカプチーノの泡立ち具合と頭巾の形状が似ていたから、とか、諸説あるようです。
カプチーノからの流れでコーヒーネタをもう少し。
可非」「可否」「黒炒豆」。
コーヒーの音に当てた漢字は数あれど、「珈琲」という漢字を日本で初めて考案したのは幕末の蘭学者、宇田川榕菴(うだがわようあん)だと言われています。
「コーヒー」が「珈琲」という漢字で表記された理由は、コーヒーの木の枝に実った赤い実の様子が、当時の女性が髪に飾っていた「かんざし」に似ていることから。
「珈」は髪に挿す花かんざし、「琲」はかんざしの玉をつなぐ紐を表しているそうです。
榕菴は、なんとも美しい発想で「珈琲」を誕生させました!
ちなみに、日本で初めて西洋の植物学を紹介したり、酸素、水素、窒素、細胞といった言葉を日本語にしたのも彼の功績。
多彩でクリエイティブな榕菴は、翻訳と造語の天才ですね!
他にも知ってることある!という方は是非LINEでネタを提供してくださいね。笑
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