体内環境はバッチリですか?

生体の恒常性ホメオスタシス

ホメオスタシスは大きく分けて3つのシステムで支えられています。

そのシステムとは、「自律神経系」「内分泌系」「免疫系」の3つです。

それぞれについて簡単にみていきましょう。

自律神経系

ホメオスタシスを維持するためにはたらく、代表的なシステムのひとつが自律神経系です。

交感神経と副交感神経によってなる自律神経系は、運動神経系とは違い、不随意(自律的)に働いています。

これらの自律神経系が体内環境の変化によって刺激され、それぞれの臓器や細胞にはたらきかけることで、体内環境を調節するのです。

一般に、交感神経がはたらくのは「興奮状態」や「活発な活動をするとき」「ストレスを感じたとき」など。

反対に、副交感神経は「安静時」や「リラックスしているとき」に働きます。

内分泌系

内分泌系は、かんたんにいえばホルモンによる体内環境の調節システムです。

内分泌腺から分泌される物質であるホルモンが、血液などの体液にのって身体中をめぐり、それぞれの臓器のはたきを調節しています。

自律神経系による情報伝達とホルモンによる情報伝達の大きな違いは、効果が表れるまでにかかる時間です。

神経細胞の興奮による刺激は、細胞がつながっている範囲であればものの数秒で到達しますが、ホルモンは体液にのって体内を移動して作用することから、神経系に比べて時間がかかります。

しかしながら、その効果を長期間にわたって及ぼすことができるため、数日~数か月といった期間の体内環境の調節にも利用できるんです。

自律神経系と内分泌系(ホルモン)の両方が関与する体内環境の調節システムも少なくないです。

例えば血糖量の調節では、血糖値を上げようとするときには交感神経の刺激によってアドレナリンやグルカゴンなどの血糖値を上昇させるホルモンが分泌される。

逆に、血糖値を下げようとするときには副交感神経からの刺激によって、血糖値を下げる作用のあるホルモン、インスリンの分泌が促進されます。

どちらか一方がはたらくのではなく、両者が協調しあって働くことがあります。

自律神経系と内分泌系は、いずれも体内環境の変化を体内で調節するために必要不可欠な機構です。

次にご紹介する免疫系は、ホメオスタシスを維持するための仕組みとして紹介されない場合もあります。

とはいえ、免疫系は後述するように「体外から侵入した脅威を排除し、体内環境の安定を守る」ためのシステム。

免疫系

病気や怪我によって体内に病原菌が侵入したとき、それを排除しようとする仕組みが免疫系です。

免疫系で代表的なのが、白血球などの免疫細胞がはたらくことによる病原菌の排除でしょう。

病原菌を直接攻撃する好中球やマクロファージ、抗体をつくるB細胞、ウイルスなどに感染してしまった細胞を攻撃するT細胞など、数多くの免疫細胞がはたらきます。

あまり意識されませんが、これらの免疫細胞による反応だけでなく、咳やくしゃみによって体外からの異物を体に入れないことや、唾液や胃酸によって病原菌を殺菌する機能も、免疫系の仕組みです。

この新型コロナウイルスのことで、色々な方面から情報が入ってきていることでしょう。

体の中は常に巡っています。

その巡りを大切にしましょう。

ちょっと待って!と、待ってはくれません。

先日も、テレビ見てたら悪い情報ばかりでイーッてなるんや、と相談されました。

ホッと一息つくのも大切です。

そういった時間を過ごすようにしてみてください。

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痛みとしびれの専門院 メディカル整体 泰然

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院長 藤原一馬

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