管のお話

人間は管である

腸は体の健康の根本とも言われます。

その腸について少し記します。

最近の研究では、胃や小腸などの消化器の病気だけではなく、肥満や心臓疾患、うつ病などあらゆる疾患にらおいて腸内環境の良し悪しが大きく関わっていることが明らかにされています。

腸内環境とは何か、なぜそれが全身の健康に関係してくるのか。

腸のはたらき、消化と吸収のしくみ

生命を維持するため、毎日食べ物を摂る必要があります。

食べ物を口に入れたら、噛み砕かれて、だ液と混ぜ合わされます。

だ液には消化酵素が含まれ、デンプンの一部がここで消化されます。

ご飯をよく噛んでいると甘さが増して、全く別の味わいになるのはこのだ液に含まれる消化酵素の働きによるものです。

次に食道を通って胃に運ばれます。

胃では毎日1.5~2.5リットルもの大量の胃酸が出ます。

胃酸の主な役割は、強力なペプシンという成分を含んだ胃液で、食べ物に含まれている菌の殺菌を行うことです。

胃でドロドロの粥状に消化された食べ物は、次に十二指腸に送られます。

ここで胆汁と膵液が加えられます。

便の色のもとは、多くがこの胆汁によるものです。

そして小腸に入り本格的に消化と吸収が始まります。

小腸は大人なら5~7メートルという長さで、広げると表面積はテニスコート1面ほどもあり、四六時中猛烈な勢いで栄養を吸収しています。

腸で吸収された後、門脈という血管を通じて、栄養は肝臓へと運ばれていきます。

肝臓から出ている太い血管を通って、そのまま心臓へと運ばれ全身に行き渡ります。

全身をくまなく流れている血液は、常にこの栄養も酸素を運んでいるのです。

血液を分かりやすく表現すると、栄養素と酸素の流れとして捉えることができます。

酸素は呼吸によって体内に入り、肺でガス交換され、心臓に送られて血液中に入ります。

栄養素は腸から吸収され、血液となります。

この血液中に酸素と栄養が少ないと、体内の細胞は死んでしまいます。

小腸で吸収されて残ったものは大腸へ運ばれ、さらに分解・発酵・吸収が行われます。

大腸では最後の仕上げに水分を吸収します。

この水分吸収の仕組みは自律神経に支配されているので、ストレスなどがあって自律神経のバランスが崩れ、吸収がうまくいかないと水分の多い便となって下痢になります。

体の外に出たものを便と言っていますが、腸内にあるうちはまだまだ、栄養として吸収され続けます。

つまり便秘の人は腸内で腐敗が進行した汚れたものを栄養として毎日吸収していることになります。

便秘ほど悪い状態はない…。

毎日快便ですか??

不調が続いている方、便をチェックしてみてください。

鍼灸でアプローチしませんか?

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痛みとしびれの専門院 メディカル整体 泰然

姫路市東辻井2-8-34(ヤマダストアー前、はやし内科と焼き鳥大吉の間)

090-1070-4976

院長 藤原一馬

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