何が腸内環境を作るのか。
腸内環境とは単なる腸の内部の空間ではない。
体にとって必要不可欠な栄養の吸収を支えている腸内の構造は?
腸の内部の粘膜はたくさんのヒダになっています。
広げるとテニスコート1面分になるほど、表面積の大きい細かいヒダです。
このように細かく、複雑な構造になっていることで腸は少しの栄養も逃さずに吸収することができます。
小腸と大腸のヒダにびっしりと腸内細菌が棲み着いています。
人間の細胞は60兆個ほどですが、腸内細菌はそれよりはるかに多く500種類以上100兆個以上も存在することが分かっています。
無数の細菌たちは増殖や死滅を繰り返しながら、まるで自然界の動植物のような複雑な生態系を腸の中に形成しています。
腸内細菌は腸に運ばれてきた食物を発酵・分解し、ビタミンやたんぱく質などの栄養素を合成して体にキチンと作用する形で行き渡るようにするという、生命を維持するために極めて大事な役割を果たしています。
ヒトは口から食物を摂取することで、腸内細菌にエサを与えていることになります。
腸内細菌は腸に届いた食べ物を発酵・分解し、体に必要な栄養素を合成すること(代謝)で、自分たちのための栄養素もまた作り出しています。
さらに腸内細菌の中には、下界から腸の中に侵入してきた異物を攻撃してすみやかに体外へ排出するように促したり、腸管のぜんどう運動を促して便を出しやすくしたりするなどの優れた働きを担っているものもあります。
皆さんも聞いたことがある善玉菌です。
また続きは次回にでも。
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痛みとしびれの専門院 メディカル整体 泰然
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